#13 川越工業高校<定時制>での出前授業
2019年6月22日
chancemaker's report
初の出前授業
2019年6月18日 埼玉県立川越工業高等学校<定時制>にてchancemake初の出前授業を行いました。 授業のテーマは【納得のいく人生の過ごし方】ということで、2年生と3年生の生徒<約30名>に向けて、生い立ちも含めて生き方や働き方についてお話しました。 今回chancemakeのサービスに興味を示してお声を掛けてくださった川越工業高校の新井晋太郎先生は、ご自身が就職して挫折を経験されたこととからも、生徒の成長やキャリアデザインについて同じ目線で取り組んでおられる素晴らしいお方です。 また『キャリア教育・高卒就職・非大卒人材』情報共有コミュニティ VORTEXというFacebookページも運営されており、この領域に関わる人や企業と積極的に交流を深めつつ、領域全体の活性化にもご尽力されています。当日までの準備
ご依頼いただいてから授業を行うまでの準備期間は、自分と向き合いながらもどうすればchancemakeの想いを生徒に届けられるかを、ひたすら考えていきました。 その中でも特に重要だと思っていたことは、「どう喋るか。何を話すか。」という自分向きのことではなくて、「何を伝えて、どう行動してほしいのか。」ということでした。 そのためにも、「言葉の選び方、文字のサイズ、スライドの写真の選び方、全体の構成など」できる限りシンプルで簡潔に伝わるように工夫していきました。 そうしてこだわっている内に、90枚だったスライド資料も154枚まで増えていきました。 また、授業は45分という限られた時間ですので、その時間に収まるようにタイマーで計測しながら話す練習もしていきました。学校までの道のり
川越工業高校までの道のりはドア・ツードア・ドアで約2時間ですが、初めてのこともあり現地に向かっている間ずっとドキドキしていました。 その不安を払拭するためにも、現地到着までは電車でノートPCを開いてスライドを確認して細かい点を修正したり、話す内容をひたすらブツブツと呟いていました。 電車を降りて学校まで1人で歩いている時には、「当時の自分から考えても自分が先生として生徒に話をするなんて、今だに信じられないなー」なんてことを、当時を思い出しながら考えていました。授業開始直前
そうこうしている内に川越工業高校に到着しましたが、2時間という時間はあまりにあっという間でした。 学校到着後に新井先生と合流してからは早々に授業を行う教室に案内していただきました。 教室の扉をガラガラと開けると、なんとも懐かし光景が目に飛び込んできました。それと同時に当時の自分を思い出しながら「自分が高校生だったら講師の話は絶対聞かないだろうな…」とも思いました 笑 それから、ノートPCを教壇に置いてスライドや動画のチェックを行い準備を進めました。 こんな時に限ってノートPCから離れて操作するために用意したフィンガープレゼンターの電池が切れる事件が発生し、無駄に緊張を高めることに…。(よりによって本番10分前に発覚。勉強になります…)いよいよ授業開始
授業開始が近づき徐々に生徒たちが集まってくる中で、教壇側から挨拶をして生徒を出迎えました。 もしかしたら挨拶したり話しかけても返してくれないかもと心配もありましたが、気さくに挨拶をしてくれたり、外国人の生徒が母国の挨拶や言葉を教えてくれたりしたことでリラックスさせてくれました。 そして、いよいよ授業が始まったのですが、冒頭の自己紹介の時には少しガヤガヤしていて、生徒も「この人誰?」というような雰囲気でした。 しかし、その雰囲気が変わっていったのは私が生い立ちを話し始めてからでした。 定時制高校の生徒の中には家庭環境や周囲の環境において傷ついたり、自分に自信をもてなくなっている人も多くいると聞いていましたので、きっと私の過去の話から自分と重ね合わせて共感してくれたのでしょう。 素直な心をもった生徒のおかげで、しっかりと気持ちを込めてお話することができました。授業終了後
授業終了後には、「先生への手紙」ということで生徒が感想を書いて手渡ししてくれました。 初めての経験でしたので、どんな反応があるのか不安もありましたが、嬉しい言葉をたくさんいただけました。生徒の声
◉自分のやりたいことや夢は諦めないで続けて努力していれば、いつか叶えられるようになると言葉が効いていてとても勇気をもらえました。今回はとても貴重なお話を聞かせていただいてありがとうございました。 ◉色々な経験をしててすごいと思いました最初は電気系の職人だったのに運転手とかいろいろな仕事をして自分に合った仕事を探せて凄いと思いました。自分が体験した貴重なお話をして下さって有り難うございました。学校では教わらないことを教えて下さって有り難うございました。 ◉ 柳沼さんのお話を聞いて、すごく今後のためになりました。自分は将来について不安なことだらけで自信を持てないので、嫌になることとかあったけど、柳沼さんの話を聞いて、もっと頑張ろうと思いました。(好きの人生は自分で選べる)と言う言葉は、すごくプラスになる言葉だと思い自分はこの言葉が個人的にすごく良い言葉だと思いました。人生は本当に良いことも悪いこともたくさんあると思うし、何事も挑戦することが大事だと思うので、頑張りたいと思います。本当に今回は貴重なお話有り難うございました。 ◉ 今日は私たちのために、たくさんアドバイスをいただきましてありがとうございます。私たちに過去のストーリーをシェアしていただいてありがとうございます柳沼さんから短い時間でしたがとにかくたくさん学びました。これから私もがんばります。 ◉ 貴重なお話ありがとうございます。柳沼さんの人生を聞いてまさに波瀾万丈な人生を送ってきたんだなと思いました。でもその中でくじけながらもあきらめないでいろいろな経験をして視野をどんどん広げていく姿を見てすごいなと思いました。残された時間は少ないので自分も行動することが大事だと気づかされました。 ◉ 人生について考えることがあってもここまで深く考えたことがなかったのでとても勉強になりました。お金のことばかり考えて生活していたので自分のやりたいことや生きることの本質を見つめ直すきっかけになったと思います。 ◉本日はお忙しい中来てくださりありがとうございました。幼少の頃から様々な経験をして大変な思いをしたのに新しいきっかけを探し、見つけることができた柳沼さんが凄いと思いました。完璧にとまでは言いませんが、私もきっかけを探して見つけられればいいなと思います。 ◉自分の人生はすでに半分決まっています。この人生は自分にとって価値あるもんだと信じて、今を生きています。これからもそうなると思います。自分には子供がいますので、今の言葉は子供に贈ろうと思いましたありがとうございました。 ◉ 大変な思いをしながらも、次へと頑張ろうとする気持ちが伝わりました。 みんなが好きな職に着く事は無理だと思うけど、なるべく良い職につきたいと思いました。今日はありがとうございました。 ◉自分の成長のためにも他の人の話が聞けてよかったです。今日はありがとうございました。 ◉ 人生の歩み方をちゃんと教えてもらって役に立ちました。ありがとうございました。進路相談
授業終了後には、1人の女子生徒のより【声優のマネージャーになることが夢だけど、これからどうしたら良いか?】というテーマで進路相談を受けました。 私の実体験も参考にしながら、Pointを下記3つに絞って一緒に考えました。- どんな声優のマネージャーになりたくて、そのためには何が必要なのか?
- それを実現するためにどんなルートで進んでいくか?
- そのためにできることは何があって、いつから何を始めるか?